[市況]中国株式展望 大型株に引き続き売り先行か
2007年11月06日 10時20分
北京(XFN−ASIA) 6日の中国本土株式市場では、ペトロチャイナ(HK 0857)、中国工商銀行(HK 1398;SHA 601398)など大型業績優良銘柄が全体的に売り圧力を受けているほか、相場全体が直近の取引で大幅上昇したことから、本土相場は前日に続いて調整を受けると見られている。
5日の終値: 終値 騰落幅 騰落率(%)
上海総合指数 5634.45 −143.36 −2.48
上海A株指数 5914.17 −151.35 −2.50
深センA株指数 1442.49 −9.99 −0.69
上海深セン300指数 5360.31 −112.63 −2.06
上海B株指数 370.44 −0.97 −0.26
深センB株指数 780.97 −3.21 −0.41
FTSE/Xinhua中国B35指数 12770.40 −67.69 ―
情報面では、1:前日に上海証券取引所に新規上場し、寄り付きでは163.23%も上昇し、大引けにかけて大幅に下げたペトロチャイナは11月19日から上海総合指数や分類指数、上海180指数など成分指数に組み入れられる。同銘柄の上海総合指数での比重は25.15%、上海深セン300指数では2.71%となっている。
2:統計によれば、社会ファンドや保険ファンドなど機関投資家らは第3四半期に持ち株率を減少させている。このうち、社会ファンドは保有していた銘柄を172銘柄から137銘柄に減らし、その時価総額も330.47億元から294.28億元まで減少させている。
3:新規公開銘柄が続出している。中国中鉄公司は46.75億株の新株を新規発行することが関連部門から認可された。同社は11月12日にブックビルディングを行う計画だ。また香港に上場している湖南有色金属(HK 2626)も最大で10億株のA株を新規発行し、本土で資金調達を行う計画だ。同社のA株発行が認可を受けた場合、08年4月には上海証券取引所に上場する。
4:米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題懸念と本土住民の香港株直接投資の解禁延期を受け、香港株式市場が5日に1526.02ポイントも暴落した。単日での下げ幅として過去最高を記録した。本土系銘柄が集まるH株指数も1248.93ポイント(6.93%)も暴落した。
市場アナリストは、ファンドの持ち株数減少と香港株直接投資の解禁延期などは、政府がファンド商品の新規打ち出しや販売を制限することを暗示していると分析し、ファンド会社は資金不足問題を解決するために、手持ちの中で価値が高い銘柄に売りを先行させると予想されている。取引所が発表した最新の統計からしても、ファンドは保有する銘柄数を減少させている。
大型株以外のそのほか個別銘柄は逆に買いを集めている。ただ、比重が小さいほか、売り越しによる安値感からの買いが主流で、相場の軟調を変える力はないようだ。
相場全体では、短期の間では10月26日に付けた安値5462.01ポイントの上方で比較的強い下値サポートを受けると期待されるが、このポイントを割り込んだ場合は新たな下落基調に入り、中期的な調整を受けると予想されている。
前述の要素からして、本日の本土相場は引き続き売りに押され、調整を続ける模様だ。
XFN YO
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